先日、私も所属している終活カウンセラー協会主催の「終活フェスタ2016」に参加してきました。
終活に関する企業などが何十社も出展していて、来場者は3000人を超えました。
あらためて、終活という分野が活発になっているということを実感いたしました。
会場を見ていて感じたのは、皆さんとにかく楽しんでいたということ。
「終活」という言葉がポピュラーになり、もはや終焉という言葉から独立したこれからの人生の為の前向きな言葉となったことは自覚していましたが、会場の雰囲気がまるで住宅展示場的だったり物産展的だったり、楽しい展示会となりました。
展示ブースの中で私の目をひいたのは、自宅墓というものでした。
納骨スペースを備える仏壇に大きいものになると最大で10体のお骨を納めることが出来るそうです。もちろん小さいものもあります。
その納骨仏壇を代々受け継ぐことも出来るそうで、いつでも供養が出来ることはもちろんですが、いつも側にいてもらえるという考え方も出来ますね。
お骨全てを納める形と分骨して小さい骨壺にお入れして納めるという2通りがあるそうです。
注意しなければならないのが、期間がどれだけ長くても法律上あくまで一時的な遺骨の保管という形を取るので、最終的な遺骨の埋葬先は決めておかなければならないとのこと。
でも、それまでの期間は残されたお子さんやご家族の側に居ることが出来るわけですから、故人様も嬉しいのではないか。なんて思ったりします。
「死んだら無になるだけだ」と仰る方もいらっしゃいますが、この世に生まれ、長い人生を生きたという証しはご遺族にとってもかけがえのないものです。
いつでも思い出してもらえるということは、それだけで生きていることと同じだという気がします。
コメントをお書きください