演者のすごさ。

そろそろ梅雨が明けようとしています。

今年の夏は凄まじく暑いとのこと…早く過ぎて欲しいというのが本音です。

 

閑話休題的なことですが、

我が社はテレビ番組制作会社でもありますので、演者さんと接する機会もあります。

ここで言う演者とはテレビや舞台、様々な表現の場で仕事する人です。

普段テレビを見ているとニュースキャスターや芸人さん、俳優や歌手の人たち、いろんな人が出ていますよね。

僕はこの人たち、ほんとにすごいと思っているんです。

どれも頭の回転が相当良くないと絶対に出来ない仕事です。

常に先を読み、言ったことに対して返って来たことへの言葉を用意しています。

常に周りの空気を読み、いま自分がやるべきことはどういうことなのかを考えています。

 

あと、記憶力の凄さ。

落語家は30分ほどの演目を噛まず(つっかえず)にやりきります。しかもいくつもの演目が頭に入っています。

漫才もそうです。二人の絶妙な掛け合いを、これもまた噛まずにやりきります。

舞台役者も。2時間に及ぶ舞台の台詞、動きすべてを頭に入れて、さらに感情まで作ります。

AKBを始めとするアイドルたちだって歌、ダンスの振り付け、舞台上のフォーメーションすべてを覚えて2時間くらいやります。

 

テレビは段取りがすべてです。

段取りを間違えるとグダグダになってしまうので、記憶力がモノをいいます。

そしてグダグダになった時にそう思わせないアドリブを入れて面白くするという技術も必要です。

それを彼らはさりげなく軽々とやってのけて、終わったら颯爽と次の現場に向かいます。

 

そういうことをどの現場でも次々にやるんですから、

すごいなぁ…っていつも思います。

 

修行と努力、なんだと思います。

天才と言われる人もいますが、修行と努力で培われた技術の中に一握りの個性が加わった時にそうなる気がします。

 

それは我々一般の社会にも当てはめられるかも知れません。

出来る人は何かしらの努力をしています。

時には運も必要ですが、いつくるかわからない運を待ってはいられませんものね。

 

そう、努力です。

 

そう自分を叱咤する日々です。

(隈元)